「よう、梨柚チャン♪」 …最初は、誰だかわからなかった。 ただ、その顔が、 その笑顔が、 さっきから頭に浮かんでは消えない「あいつ」の顔だということは、3秒もかからにうちに理解できた。 「…六哉……!」