え……、冗談だよね?
笹岡が、時山先輩の協力者……?
「うそ……」
体の力が抜けた時、カサッと音が聞こえた。それは四つ折りにした紙。
ポケットから取り出した時、服に引っかかって紙が開いてしまう。勝手に見ちゃダメだと思って、すぐ閉じようとしたけど……。
【 時山と笹岡は繋がっている 】
こんな文字を見てしまっては、しまうことも出来ず。ただ呆然と、紙を見つめた。
あぁ、目の前の光景ってウソじゃないんだ。
「というか、この紙って……」
この紙は響希さんが持ってた。
じゃあ響希さんが「あの二人に近づくな」って言ったのは……この事実を知っていたから?
誰が響希さんに、この紙を渡したんだろう。
誰が最初に、この事実を知っていたの――?
その時。
頭の中に、とある光景がよみがえる。
私が一週間の猛勉強をした最終日、響希さんが迎えに来てくれた時だ。
寝たふりをする私を抱っこして帰ろうとする響希さんを……お父さんが呼び止めた。きっと、この紙を響希さんに渡したんだ。
万が一でも私に聞かれないよう。直接話すのではなく、メモで伝えた。
「……ん? まだ何か書いてある」



