クズで冷徹な御曹司は、キケンな沼です

すると「凪緒、大丈夫!?」と芹ちゃんが駆け寄ってくれた。


「一週間休んだと思ったら……。まさか、こんな重病だったなんて……!」

「ご、誤解です。芹ちゃんっ」


すると、私たちの横を笹岡が通る。
その時、ポツリと呟いたことは――


「病(やまい)は病でも、本当の病気じゃないんだと。お大事に、丸西」


「……ねぇ凪緒。笹岡、なんか機嫌わるい?」

「さっきまで話してたけど、そんな事なかったよ?」


すると芹ちゃんが「ふーん」と一言。

次に「それで?」とニヤつくあたり、笹岡が機嫌悪く見えたのは気のせいってことかな。


「どんな恋の病にかかったのかな、凪緒? 詳しく聞かせて~」

「わーん芹ちゃん、聞いてよ聞いて~!」


そして芹ちゃんに、今まであった事を全て話す。

すると「前は凪緒にスルーだったのに進展ありじゃん!」と喜んでくれた。


「キスマークつけてくれたって、すごい愛を感じるよね。しかも、それを〝お守り〟っていう所がさ~! 大事にされてる証拠だよ」