クズで冷徹な御曹司は、キケンな沼です




そして――一週間後。



「……」
「……っ」


カチコチ、と。
時計の鳴る音が大きく聞こえる。

だけど、それよりも大きく聞こえるのが、自分の心臓の音。ドクドクって、すごい速さで鳴り続けている。

キュッ、キュッ

赤いペンで添削される。お父さんの手が次の問題に移る度、両手を合わせて「正解してますように」と祈った。

なぜ、こんな状況になってるかと言うと。

今日は一週間勉強の最終日。それに伴い、今までの勉強が身についてるかのテストを行った。

もちろん、全問正解しないとダメ。一問でも間違えたら、追加で一週間勉強する約束だ。

キュッ


「よし」
「っ!」


お父さんの手から、赤いペンが離れる。
添削が終わったんだ……。結果は!?


「凪緒」