もう遅いよ...

「メイク用品とか、持ってきたものあるでしょー?置き終わったら下に来てねー。ごはん食べましょ!」

「はーい!」



飛保さんが出ていってしまい、1人になる。

飛保さんはメイク用品…なんて言ってくれたけど、私はそんなに使わないからな-…

本当にちょっとだけ、5分くらいで全部終わらせて下へと急ぐ。

とっても美味しそうな香りが漂ってきて幸せな気分だ。



「片付けました-!」



そう飛保さんに告げるとニコニコとしながら出来上がったご飯を持ってきてくれる。

オムライスだ!

綺麗に焼かれた卵が私の心を踊らせる。

座るよう促され座った椅子。

隣にはマキちゃんがきた。



「うまそ」

「っ!」