柔らかいタオルのひんやりとした感触。
その先に、自分とは違う男の子らしい大きな手がある。
本当に心配そうにわたしを見つめる透き通った目に、思わずドキッとした。
「これ、しばらくしててください。 ほんとすいません」
男の子はわたしの頬に保冷剤をあてたまま申し訳なさそうに言う。 わたしがドキッとしたことなんて、まったく気付いてなさそうだ。
「あっ、ありがとう……! あの、自分で持てるよ……っ」
「あ、うっす」
わたしが自分で保冷剤を持つと、男の子はわたしの後ろにいる女の子たちにも目くばせして言った。
「えっと……マネージャー希望っすか」
「あ、そうです!」
「ちょっと待ってて、もうすぐ先輩来ると思う」
その先に、自分とは違う男の子らしい大きな手がある。
本当に心配そうにわたしを見つめる透き通った目に、思わずドキッとした。
「これ、しばらくしててください。 ほんとすいません」
男の子はわたしの頬に保冷剤をあてたまま申し訳なさそうに言う。 わたしがドキッとしたことなんて、まったく気付いてなさそうだ。
「あっ、ありがとう……! あの、自分で持てるよ……っ」
「あ、うっす」
わたしが自分で保冷剤を持つと、男の子はわたしの後ろにいる女の子たちにも目くばせして言った。
「えっと……マネージャー希望っすか」
「あ、そうです!」
「ちょっと待ってて、もうすぐ先輩来ると思う」



