「エミリア……お願いだ、死なないでくれ」 俺の体温を全部あげる。 俺が持ってるものは全部あげるから。 だから、頼む。 もう一度目をあけて、笑顔を見せて。 「エミリア、エミリア……ッ」 何度呼び掛けても、返事は来ない。 腕の中のエミリアはどんどん冷たくなっていく。 命が消えていく。 「っ、」 そして初恋の人は、俺の腕の中で還らぬ人となった。 「う……っ」 俺が、殺した。