隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。

「ん……ぅ、」


 それから授業が終わるまでずっと、わたしたちは抱き合いながらキスをした。

 イチゴの味がほどけて溶け合って涙の味になっても、キスし続けた。

 涙が止まらなくて、途中目が合った優成も泣いていて。

 やっぱりなんでかはわからなくて、とにかく切なくて愛おしくて、涙が溢れた。

 息も絶え絶えに、泣きながらするキスは苦しかったけど、そんなことどうでもいいって言うみたいに、夢中で唇を寄せあった。


「は……っ、優成……っ」

 
 このとき

 わたしたちは間違いなく、恋をしていた。


「ひまり……、ひまり、」


 優成は甘く上擦った声で、何度もわたしの名前を呼んでくれて、その度わたしの体温は上がった。

 だけど結局、最後まで好きだとは言ってくれなかった。

 それでも、優成のキスは甘くて優しくて、だけど激しくて、これ以上ないくらいの愛に満ち溢れていた。