隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。


 知らないけど知ってる。

 優成の優しいところ。 嘘つきなところ。 いざというときちゃんと助けてくれるところ。

 その奥底になにを隠しているのかはわからないけど、根底にあるのは暖かいものだって信じてる。


 こんな尊い気持ち、優成以外にはならない。

 優成の正体が殺し屋でも化け物でも、全部嘘でも、この気持ちは変わらない。

 優成だから、愛が溢れ出す。

 だから、



「いらないなんて、言わないで……っ」



 いらなくない。 きっとこの愛には意味がある。

 ボロボロと、とめどなく涙が流れ出る。

 それを優成が優しく掬い取った。



「…………ごめん」



 そう言った優成の頬にも、一筋の涙が伝った。

 初めて見た優成のきれいな涙が愛おしくて、またさらに涙が溢れた。



 そして、どちらからともなく近づいて、再び唇を重ねた。