隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。

 ハニトラ……? 全部?

 さっきの泣きそうな顔も演技ってこと?


 硬直するわたしに、優成がフハッと噴きだした。



「ほんと無防備で可愛い」



 ……あ



「言っただろ。 いらないんだよ、そういうの」



 優成は、またなにかごまかそうとしてる。


「っ……、」


 無性に腹が立って、わたしは両手で優成の顔を捕まえた。


「関係ないよ……!」


 優成の唇に自分のそれを押し付ける。


「……!?」


 そしてさっき優成に入れられたようにそれを優成の口の中に押しこんだ。


 唇を離したあと、驚いてわたしを見返す優成にわたしははっきりと言う。



「それでも好き」


 
 なにも教えてくれない。

 得体がしれない。

 わたしを殺した人。

 それでも、



「優成が、好き……っ」



 押しとどめていた涙が、とうとうあふれ出した。