隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。

「……!」



 唇に唇をぶつけられた。


「っ、!?」


 なにがなんだかわからないまま、舌で口の中を強引にこじ開けられてコロンとした硬いものが押し込まれた。


「ん、っ」


 甘い味が口の中に広がった。

 唇が離れてもまだ脳が処理しきれず放心するわたしを、優成はわたしの首後ろに手をまわしたままじっと見つめる。

 そこにさっきまでの普通の男の子らしい表情はなく、むしろ、どこか冷たい。


「え……?」


 そして優成は静かに顔を傾けて、もう一度わたしに唇を寄せた。


「っ……ん、」


 今度はさっきと違って、優しく丁寧な、恋人みたいなキス。

 ちゅ、と音をさせてゆっくりと唇を離した。


「あーあ……しちゃった」


 そう言いながら、優成はわたしのあごに手を添えてもう一度キスをする。


「優せ……んっ」


 キャパオーバーして息の仕方が分からなくなるわたしに、優成がふ、と笑う。



「……これ全部ハニトラだって言ったら、どうする?」

「……!」