いざそれを言われると、ドキン、と心臓がひときわ大きく高鳴った。
「俺は……越谷が好き、だ」
そのたどたどしくもまっすぐな告白は、不器用な朔耶らしくて、ほんとに朔耶に告白されてるって実感が湧いた。
「俺と付き合って欲しい」
「っ……、」
素直に、嬉しいと思った。
努力家な朔耶のことを尊敬しているし、サッカーする姿はかっこいいし、優しくて、強くて、本当に素敵な人だと思う。
そんな人に本気で告白してもらえて、嬉しくない訳がない。
……だけど。
「……越谷が誰を好きかは知ってる」
「!」
朔耶の予想外なセリフに、伏せていた顔をあげる。
「でもあいつは……越谷の彼氏にはならないと思う」



