「……行かないで」
「え……?」
朔耶はすぐ横の誰もいない空き教室の扉をあけて、掴んだわたしの手首を引っ張った。
「!」
わたしを中に連れ込んで扉を閉めると、向き合う。
「わ、び、ビックリした〜……なに? あはは、なんか朔耶と教室に二人って変な感、じ……」
「……」
なにかを言いたげにする朔耶の表情はやっぱり真剣で、冗談を言うときのそれには見えなくて。
わたしも笑うのをやめる。
まさか……いや、でもこの感じって……
「……越谷」
掴まれた手首が、熱い。
その声は切羽詰まっていて、朔耶の気持ちが伝わってくるようだった。
だからこれから朔耶が言おうとしてることが分かって、先走った胸がドキドキと早鐘を打ち始める。
「好き」
「え……?」
朔耶はすぐ横の誰もいない空き教室の扉をあけて、掴んだわたしの手首を引っ張った。
「!」
わたしを中に連れ込んで扉を閉めると、向き合う。
「わ、び、ビックリした〜……なに? あはは、なんか朔耶と教室に二人って変な感、じ……」
「……」
なにかを言いたげにする朔耶の表情はやっぱり真剣で、冗談を言うときのそれには見えなくて。
わたしも笑うのをやめる。
まさか……いや、でもこの感じって……
「……越谷」
掴まれた手首が、熱い。
その声は切羽詰まっていて、朔耶の気持ちが伝わってくるようだった。
だからこれから朔耶が言おうとしてることが分かって、先走った胸がドキドキと早鐘を打ち始める。
「好き」



