「朔耶!」
ズボンに砂埃をつけた朔耶は、教室に向かう途中だったのか下駄箱の方から角を曲がってくるところで、わたしをまっすぐに捉えてこちらに歩いてくる。
「どこ行くの?」
「あ、えっと……そうだ朔耶、今まで優成と一緒だった? どこにいるか知ってる? なかなか教室戻ってこないから……みんな、心配してて」
なんとなく、主語を大きくしてしまった。
「……水道で足洗ったあと裏庭の方に行った」
裏庭……? 教室に戻る気はないのかな。
「ありがとう、行ってみる。 じゃあまた部活でね」
急いで裏庭に行こうと朔耶の横をすり抜けると、朔耶がわたしの手首を捕まえて引き留めた。
「待って」
「!」
驚いて振り向くと、朔耶の真剣な目と目が合った。
ズボンに砂埃をつけた朔耶は、教室に向かう途中だったのか下駄箱の方から角を曲がってくるところで、わたしをまっすぐに捉えてこちらに歩いてくる。
「どこ行くの?」
「あ、えっと……そうだ朔耶、今まで優成と一緒だった? どこにいるか知ってる? なかなか教室戻ってこないから……みんな、心配してて」
なんとなく、主語を大きくしてしまった。
「……水道で足洗ったあと裏庭の方に行った」
裏庭……? 教室に戻る気はないのかな。
「ありがとう、行ってみる。 じゃあまた部活でね」
急いで裏庭に行こうと朔耶の横をすり抜けると、朔耶がわたしの手首を捕まえて引き留めた。
「待って」
「!」
驚いて振り向くと、朔耶の真剣な目と目が合った。



