わたしは朔耶の前にひざまずいて半ば強引に足を掴むと、朔耶が顔を真っ赤にして顔を隠す。
「やめろって、汚いから!」
「汚くないよー! 全然くさくないし!」
「嗅ぐなよ!」
「あはは」
もー、と呆れながら大事な足を預けてくれる朔耶は、相変わらず素直で、優しい。
わたしはテープを取り出してこないだ勉強した動画を思い出しながら朔耶の足にテープを貼り付ける。
不意に、なぜか思い出してしまう。
『実は今日、告白しようと思っ』
「あ! そういえばもうすぐテスト期間だね! 練習休みになるね~」
わたしはへらへら笑いながら、頭にこびりついたまりか先輩の声を塗りつぶすように朔耶に話しかける。
「試験勉強のためってわかってても休みだって思うと遊びたくならない? あ、朔耶は休みの日もサッカーしたくなるのかなー」
「……越谷」
「ん? なになにー」
「どうしたの」
朔耶の静かな声に手を止めて、笑顔を張り付けたまま顔をあげる。
「やめろって、汚いから!」
「汚くないよー! 全然くさくないし!」
「嗅ぐなよ!」
「あはは」
もー、と呆れながら大事な足を預けてくれる朔耶は、相変わらず素直で、優しい。
わたしはテープを取り出してこないだ勉強した動画を思い出しながら朔耶の足にテープを貼り付ける。
不意に、なぜか思い出してしまう。
『実は今日、告白しようと思っ』
「あ! そういえばもうすぐテスト期間だね! 練習休みになるね~」
わたしはへらへら笑いながら、頭にこびりついたまりか先輩の声を塗りつぶすように朔耶に話しかける。
「試験勉強のためってわかってても休みだって思うと遊びたくならない? あ、朔耶は休みの日もサッカーしたくなるのかなー」
「……越谷」
「ん? なになにー」
「どうしたの」
朔耶の静かな声に手を止めて、笑顔を張り付けたまま顔をあげる。



