隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。

「わたし、大人っぽい人が好きだから年下なんて絶対ムリって思ってたんだけど……初めて見た時、ビビビッて来たの。 なにをしてても彼を思い出すだけでドキドキする。 他の男子とどんなに触れ合ってキスしたりそれ以上のことしても、こんなにドキドキしたことなんてなかった。 もー好きで好きで、好きすぎて泣きそうになっちゃうくらいなんだよ。 意味わかんないよね。 今まで何百人って男子と出会ってきたのにこんなの初めてで……自分でもびっくり」

「……」


 わかる。

 わたしもその気持ちをよく知っている。


「……素敵です」

「フフッ、ありがと」


 喉が締め付けられたように苦しくなった。

 それでも懸命に口角を引き上げて笑ってみせる。


「実は今日、告白しようと思ってるんだ」


 その口角が引き攣るのを感じた。
 

「……え?」


 全身の血が逆流して、手足の先がみるみる冷たくなっていく。


「えっと……今日、ですか?」

「うん! やっと身軽になれたから、これで心置きなく告白できる~!」


 まりか先輩は恥ずかしそうにしつつ、嬉しさを隠し切れないと言った様子で声を上擦らせる。