隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。

「ちょっと待ってください……嫌がらせ?だったんですか?」

「うん……え? 嘘でしょ、気づいてなかった感じ?」

「えっあっ、まりか先輩仕事してくれないなとは思ってましたけど……」

「えー? あたし越谷さんが辞めてくれるように頑張ったんだけどなぁ。 仕事量めいっぱい増やしたり、白井くんに手伝ってもらって二、三年に越谷ブスイジりする風潮作ったりさー」

「え!?」


 上級生の陰湿な悪口はまりか先輩が発端だったってこと!?
 

「えっ、えっ、ヒドイじゃないですか!!なんでですか!?」

「美人でムカつくから」

「び、美人……?」


 慣れない言葉に首を傾げる。


「その無自覚そうなとこがムカつくっつってんだよ」


 ひときわ低い声と仄暗い笑顔で凄まれて、心臓がきゅっとなった。


「さーせん」


 なんて怖い先輩なんだ。

 わたしが身を固くすると、まりか先輩がため息をついてうつむいた。
 

「でも……ごめん。 ありがとう」