(今日だって、何も食べないもん......っ、)



そう心の中で思ったころで。



「............未愛ちゃん、食べないとやばいよ」



ドアの向こうから聞こえた、
お姉ちゃんとは違う、もう1つの声。



「...........................、」



分かんない、分かんない。



ど、どうしてっ!?
どうして、三栗柚月さんかここにいるの!?



そう思っていると.....................



「未愛ちゃん、ちょー軽いのにさ」

「え、待って。三栗、どゆこと?」

「いや、抱き抱えただけだから」

「だけって............ちょー、問題あるよ?」

「ははっ、それは後で聞くわ」



三栗柚月さんの爆弾発言から始まり、
繰り広げられる、お姉ちゃん達の会話。



その会話に、
ほんの少し聞き耳を立てていると。