悪魔と涙と甘い恋。


「それで提案なんだけど、羽瑠ちゃん。私のお手伝いしない?」

「お手伝い……?」

「外でバイトするのはまだキツイでしょ?だったらウチでご飯を作るお手伝いをしてほしいの。外でお金を稼ぐ練習だと思って。どうかしら?」

「や、やります……!」


いろいろ考えるよりも先にそう返事をしていた。

ずっと、桜夜組のためにあたしに何か出来ることがないか考えてた。


組長も、睦美さんも、衣吹さんも、神楽さんも……みんな優しい人。


そんな優しい人達に何か返したい。

ずっとそう思ってたんだ。



「土日は休みにしましょう。もちろん、働いた分のお金は払うわ」

「あ、ありがとうございますっ……!」

「じゃあ次お金が入った時に行こっか」


それなら衣吹さんと一緒にお買い物に行ける!

「はいっ!」って返事をしようとした瞬間、あたしより先に神楽さんが口を開いた。