悪魔と涙と甘い恋。


「羽瑠はおにぎりの具材何が好き?2つな」

「えっ……と、」


急に言われても。

うーんと頭を悩ませたけど、頭に浮かんだ物を口にした。


「たらこ……と、しゃけ……かな?」

「じゃあ、たらことしゃけといつもので」

「はいよー」


返事をしたおばあちゃんが厨房の方へ入っていく。


んん?

今のが注文??



「適当に座るよ?」

「おーどこでも座りなさい」


そう言われて、神楽さんが向かったのは角の4人掛け席。

おじいちゃんも厨房に行ってしまったのか、気付けばあたしと神楽さんの2人だけになってて。


木製の椅子を引いて腰を下ろす。


ぐるりと辺りを見渡すと、そんなに広くはないけどお店の中も古民家風で。

やっぱりおばあちゃん家を思い出して懐かしくなる。