「後ろに積んで」
言われた通りに玄関先にあるゴミ袋を2人で軽トラに積んでいく。
「ウチ、人数多いから出るゴミも多いんだよ」
ゴミを積みながらそう教えてくれる神楽さんは、手慣れた手つきで淡々と運んでいる。
「だから自らゴミ処理場まで運んでるんだ」
最後の1つを乗せると、神楽さんがこっちを向いた。
「羽瑠も来るか?」
えっ……!?
また驚いて、ドキンと心臓が跳ねた。
いつヒートが来るかわからないこの身体。
もしそこに男の人がいると思うと怖くて……出来れば外に出たくない。
「部屋戻っても何もする事ねーんだろ?」
それは、そう……だけど……。
だけどやっぱり怖くて……。
どうしようもない思いから、キュッとスカートの裾を握りしめる。


