悪魔と涙と甘い恋。


だけど……男の人に触れられると、襲ってくるあの深い闇のような、追い払うことができない恐怖が………感じられなかった……。


「ん。偉いな」


毎日一緒にご飯を食べてるから……身体が慣れて、神楽さんを許しているのだろうか……?



「当番以外まだみんな寝てるから。安心しろ」

「……うん、……」



神楽さんの後ろを着いて歩き、台所と居間、そして一時的にゴミを保管していた下屋で全てのゴミを回収していく。

神楽さんの言った通り、誰ともすれ違わなくて。

だけど、時折物音が聞こえたから、きっと向こうで誰かが掃除をしてるんだろうなぁって思った。



玄関先で纏めた数個のゴミ袋。

思ってた以上に沢山あって……これ、どうするんだろう?


「車持ってくるからちょっと待ってろ」


そう言って、数分もしない内に軽トラに乗った神楽さんが戻ってきた。