悪魔と涙と甘い恋。


と、言うことは神楽さんと千葉さんが買いに行くって言うこと?

神楽さんの方をチラッと見ると、心底嫌そうで。


……まぁそうだよね。

神楽さんはとばっちりだもん。


アイスを買いに行く義理がない。


「少しでも溶けてたら原点な」


敦雅さんの言葉に神楽さんは我慢の限界だったのか、ものすごい顔で睨んでいた。


あ、あはは。

敦雅さん……あんまり調子に乗らない方がいいんじゃないかな……。



苦笑いをした瞬間だった。


急に神楽さんに抱きしめられて、あたしの頭はパニックなる。


「え、か、神楽さん!?」


パニックになりながらも心臓はドキドキと正直で。

みんなが見てるから。と、離れようとしたらギュッと力がこもった。



「おまえら?」


神楽さんの低い声に顔だけ覗かせると、さっき道場で見た新入りの人が走って走って来ていた。

その後ろで教育係の人も。