ちくちくと、縫い目が出来ていく。
縫い物してる神楽さんって、ちょっと新鮮かも。
見慣れないせいか……ちょっぴり違和感もあるけど。
チラッと千葉さんの方に視線を持っていくと、あまりにも綺麗な縫い目にびっくりした。
「え、」
しかも早い。
もう半分も過ぎてて。
「完成です」
そう言葉を発したのはすぐだった。
その5秒後くらいに神楽さんも完成して、結果は一目瞭然。
別に縫い目が汚いって訳じゃなかったけど……荒い見た目に千葉さんに敵う訳でもなく。
満場一致で千葉さんに点が入った。
「この勝負千葉の勝ち〜〜」
神楽さんって縫い物苦手なんだ。
何でもこなしてハイスペックなイメージ持ってたから……なんかちょっと……親近感湧いたかも。
可愛い。
「いぇーい!千葉の勝ち〜♪」
自分の弟分が勝って嬉しかったのか敦雅さんは指をパチンと鳴らした。


