「ジャッジは私達がするから!ちょうど後藤も一緒に来てくれた所だし」
衣吹さんは後藤さんの腕を引いた。
「え?」って声を出してびっくりする辺り、後藤さんは別の用事でここに来たに違いない。
「すみません神楽さん。お忙しい中……」
「いや、いい。千葉もお嬢達に無理やり連れてこられたんだろ?お互い様だ」
2人のそんなやり取りを聞いて申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
……あぁ。
もう軽はずみな発言は慎まなきゃ。
「じゃあ第1回戦は“どっちが器用か選手権”〜!」
衣吹さん1人、テンション高めで。
わーっと手を叩いた。
「器用か選手権?何だそれ」
「早く、そして綺麗にこのタオルを雑巾縫い出来た方の勝ち!」
「あー成程」
神楽さんと千葉さんにタオルが渡されて。
衣吹さんの「よーいドン」で始まった。


