悪魔と涙と甘い恋。


「あたし、相手にされてないんだろうなぁって思う」

「……」


廊下側に視線を持っていってた衣吹さんが、何も言わずこっちを向いた。


「神楽さん、大人だし……こんな子供眼中にないでしょ」


自分で言ってて悲しくなってくる。

だけど本当のこと。



神楽さんとは7個も歳が離れてる。


頭がキレて、常に先を読んでて。

本当に素敵でかっこいい人。


そんな人が、あたしを相手にするはずがない。


逆で考えてみたら、7個って、10歳の人を好きになるようなもの。


10歳って小学4年生だよ?


無理がありすぎて苦笑いしか出来ない。


付き合うならせめて中学生……。



こんな風に、神楽さんも付き合うなら、歳が近い綺麗なお姉さんなのかなぁって考えてしまう。



「歳が……離れすぎちゃってるよ」