悪魔と涙と甘い恋。


何の話をしてるのかなって。


目が離せなくなる。



「……」

「……」


2人の距離が近くなればなるほど、あたしの胸がチクリと痛む。


「どうした?急に黙って」

「え?あ……流れ星、まだかなって……」


パッと視線を逸らした。


神楽さんのところに行きたい。


だけど……行けない。




衣吹さんの好きな人って……神楽さん?

だからさっきあんな質問……。



神楽さんの隣に並ぶ、綺麗で大人っぽい衣吹さんはとてもお似合いで。


もしかしたら神楽さんも衣吹さんのこと好きなのかなって。



そう思うと胸がチクチクと痛む。



行きたい。


行けない。



2人がそういう関係なら……あたしは……。




「あ、羽瑠!流れ星!」


後藤さんに肩を叩かれて顔を上げると、空がキラリと光った後だった。