悪魔と涙と甘い恋。


「どうして?」

「……心配しそうだし、何より許してくれないんじゃないかなぁ。あの時も弟くんのこと断ってたでしょ?」


絶対ダメって言いそうだもん。


「そっか……そうだね」

「だから私が駅まで一緒に行くよ。神楽の代わり!」

「じゃあお願いしようかな」


ふふっと微笑む羽瑠ちゃんに、私はグーッと親指を立てた。


「任せて!」


当日まで絶対に神楽にバレないようにしなくちゃ……!








   ♢♦︎♢♦︎♢


土曜日。

「羽瑠ちゃんと散歩してくる」とだけ伝えて、無事に家を出ることが出来た。



「バレてないよね?」

「うん、誰にも言ってないよ」

「帰りどうしようか……羽瑠ちゃんと散歩って言ってるから、1人で帰ったら絶対不審がられるよね」


羽瑠ちゃん達がいつ終わるかもわからないし、待つわけにもいかない。