悪魔と涙と甘い恋。


「ん〜美味し〜〜♡」


ほっぺが落ちるってこのことを言うんだろうな。

私自身じゃないけど、羽瑠ちゃんの顔がとろけるようだった。

言葉にしなくても十分美味しいっていうのが伝わるし、何より連れてきて本当によかったと思う。



「そんなに美味しそうに食べてくれたら連れてきた甲斐があったよ」

「えへへ、ありがとぉ」

「ほら、もー。クリーム付いてるよ?」


ポケットティッシュを取り出して頬を拭いてあげれば、ギュッと羽瑠ちゃんが目を閉じた。

「んっ!」


……なんか小動物みたいで可愛いんだけど。


こんな無防備な羽瑠ちゃんにいじわるしたい気持ちを我慢して、ティッシュを包む。



「はい。綺麗になったよ」

「ありがと」


って言いながらも、次のひと口を入れた瞬間もう頬にクリームを付けていた。


「早くない!?」

「え?」