悪魔と涙と甘い恋。


『手ぇ出したらどうなるかわかってるんだろうな?』


殺気剥き出しのドス黒いオーラを醸し出す組長の言葉を思い出し、身震いした。


精神の方は100%組長で保ってたもんだな……。



「仕方ねぇ。学校行って聞き込みするか」

「んーやっぱそれしかないっすよね」


そうと決まれば善は急げ。


車を走らせ数分。

例の女子校に着いた。



「人少ないっすね」

「土曜だから当たり前だ」

「あ!誰か歩いて来ますよ」


向こうの方から2人。

正門に向かって歩いてくるやつらに後藤は声をかけた。


「ねーねー君たち。小林羽瑠って子知ってる?」

「えっと……はい」


お。ビンゴか?


「その子ってどんな子だった?」

「えっと……」


俺達の事を不審に思ったのか、急に何も話さなくなった。