悪魔と涙と甘い恋。


お米を研いでご飯を炊いている間。


お味噌用の具材を切っている時だった。



「姐さん、ちわーっす」


桜夜組の男の人が入ってきた。


「っ……!」


固まってしまうあたしの身体に、フー、フー、と深呼吸する。


1人2人3人と、どんどん入って来る……。


ど、どうして……ここに……?



お、落ち着いて……あたし……。



「あれ?キミって……」


心臓がドクリと音を立てた。

まるで喉に何か詰まったように、呼吸が出来なくなる。



「神楽さんと一緒にいる子だよね?」

「へぇ。この子が?初めと雰囲気めっちゃ変わったね」

「てか何で神楽さんこの子に付きっきりなの?」

「この子何かあんの?」



聞こえてくる男の人達の声に、怖くて震えが止まらなくなる。