「起きたかい、美晴さん....」と穏やかな そしてしっかりと芯のある声で問いかけてきた。 「拓海は..ねぇ、」 私の声は消えかかっていた。 もう最後の方は口を動かす気力さえなかった。 もう分かっていた。 熊みたくおおらかで優しそうな先生の顔に悲しみが にんじており、 周りの看護師さん達の雰囲気からして....