空へとの手紙


顔全体が絶望にそまっていってる。
その場で身体を丸め、ブツブツ呟いていた。
「ワタシじゃない」と言っていたと思う。

私はそんな身勝手な人に対する怒りよりも、ただ怖かった。拓海がいない世界なんて色がモノクロの全てが静止画のようにみえてしまうだろう。