朱音と香織は元々仲が良かった。
なぜなら、2人はダンスを習っていてレッスンする場所が同じでお互い仲が良かった。
だから、最初に2人が顔を合わせた時、驚いた顔していた。
それから、私と香織、朱音の3人でいることが増えた。いつも2人で話していた会話も今では3人になった。
でも、朱音や香織にまだ伝えていない。
佐倉くんと友達になったこと。
どこから話せばいいんだろう。
『朱音、咲良。おはよう!ふたりと同じクラスに慣れて凄く嬉しい。仲良くしてね。』
そんなことを考えていたら香織が来た。2人ならきっと私の話を聞いてくれると思った。
だから、今日の放課後、話そう。
そう、心に決めた。
『香織、おはよう。やっぱり、スタイルいいよね。』
『そんなことないよ。朱音だってスタイルいいし、可愛いよ。』
『そう?香織ありがとう。』
『咲良だって、朱音が可愛いっておもうよね?』
『私にとっては朱音も香織も最高に可愛いよ!』
『ありがとう。咲良。』
『咲良はほんと優しい子だよね。ありがとう、咲良。』
私達はたった1年でこんなに仲良くなった。


