「信じて!」
「――え?」
「だからね?本当は来たことあって、でもメイとここに来たかったから嘘言ってしまって。だから信じて!!」
必死に伝えてきてることは重々分かるんだけど……。
「信じてって?」
何を信じるの?気持ちを?本当は一緒に行きたかったから嘘ついてまで誘ったってことを?
別にそんくらいのことで嫌ったりなんかしないし。 “ただの友達” との放課後ってなだけだし。
私にとってはなにも問題無いことだよ。
「メイのことが大――」
彼女の言葉を遮って聞こえた懐かしい声に自分の耳が素直に反応した。
その瞬間輝かしい世界がブラックホールのように真っ暗になった。
ああ、久しぶりだ。この感じ。懐かしい。私ってこんな世界に居たんだっけ……。
あぁ。ヤダ。お願いだから私に気付かないで――。
「アレ? メイじゃん」



