親友がくれた言葉


出口へ向かう途中に見えたショッピングモールの大時計はもうすぐ18時になる頃だった。


家路を辿りながらピンクオレンジ色の空を見上げる。



「またあのお店行こっか。気になるコスメ見つけちゃったし」


この空色とよく似た配色のアイシャドウパレットを思い出してそう言ってみると、エマは大いに喜んだ。


信号機に差し掛かり青に切り替わるのを待っていると思い出したかのようにこちらを向いてエマは言った。


「――てか今更なんだけど、私って間違ってなかった?あんなんで」


あんなんでとはさっきの事だろう。

その問いに親指を立てる。


なら良かった、とほっと息をつく彼女に私は「ありがとう」と伝えた。


照れ隠しできていない笑みに私まで伝染する。



「やだ〜 やめて〜 直球すぎるから〜」

「いやほんと。エマには助けられてばかりだよ」


青に切り替わって足を速めた。少し歯がゆかったから。

だけどエマの方が速かった。