ガチャッ
ルイ:…おやっ侑里様。お目覚めですか?
侑里:しごとなかなかおわらないの?
ルイあっ、、これは
侑里:今度開催されるタワーマンションの件。私も少し進めていたんだけど。中々厳し、、え?これもう終わったの?
ルイ:まぁ、、得意分野ですから。
侑里:これも!?すごい。
ルイ:お嬢様にこっそりと思っていたのですがバレましたか
侑里:ありがとう
ルイ:まだお体が優れない日が多いのですから休みましょうか。ご案内します
ピーンポーン
誰だ、こんな夜中に
ルイ:、、、
侑里:どうした?
おぼつかない顔のルイ。
??:初めまして。奏多春一と申します
蘭:奏多様。初めまして。中へどうぞ
ルイ:侑里様、、なぜ父が…
侑里:私が伺うから。大丈夫。席を外してて
ルイ:…すみません
侑里:お待たせしてすみません。初めまして。大東侑里と申します。
春一:各界の著名人からもご好評で聡明な侑里様ですから。存じております。
侑里:本日はどの様なご用件ですか?
春一:こちらに奏多ルイはいますか?話がしたいのですが
侑里:こちらの使用人にはいません。
春一:おかしいですね。あなた様におつかえする櫻井リヒトのことですが。
ルイ:お待たせ致しました。
春一:ルイ…奏多財閥に戻って来い。簡潔にいう。
ルイ:後継者でということですか。
春一:あぁ。
ルイ:俺は侑里様の執事です。…奏多家には戻りません。
春一:なぜ大東家の執事なんか。裕福なこの生活に不自由ないはずだ。
ルイ:大東家は私を救ってくださったんだ。毎日の夫婦喧嘩、使用人への暴力、幼い私にはそう見えていました。だから…家を出たのです。
恥澤さんと出会い旦那様にお話くださいました。大東様は使用人であるどの方も大切にしてくださいました。
春一:、、、、そうか。大東に残りたいならそれで良い。だが俺は奏多グループを退く。
侑里:えっ
春一:病気が見つかってな。治療に専念する。もってあと半年だ。奏多財閥の跡取りがいなければ多くの人が路頭に迷う。ルイ。考えてみてくれ。
侑里:病気って…
春一:癌。家を出て行ったのにこれが最後にお前にしてあげられることだ。失礼するよ。
唖然としたルイの顔は初めて見た。
春一:すいません。大東のお嬢様に見送っていただくなんてすまないね。
侑里:ルイが奏多財閥の当主を辞退した本当の理由って。
春一:あなたはまだ知らないことが多いのですね。家が嫌になったは表向き。裏向きはあなたのことを追いかけたのでしょう。
奏多グループは失踪したあの子を追いかけたが証拠は一切出てこない。名前も変えていた。探せなかった。
ただ執事登録の時世界で本名が知れ渡りイタリアにいると聞いた時は驚いたよ。世界の執事試験で特Sをとったと聞いてね。
すぐに気づいて思い出したよ。毎日会いに行っていた大東財閥のお嬢様に会いにいっていたこと。
ルイは幼い頃あなたが突然いなくなって
しばらく食事も通らなくて言葉すら話せなくなってしまった。
体調が安定しず入院もした。学校にもしばらくいけなかったんだ。そんな存在はあなたしかいない。
侑里:えっ
春一:だがルイはどんなことがあっても私の息子だ。あなたに少しでも良心があるなら彼を切ってください。それが彼が幸せになる方法です。
侑里:それは、、
春一:では。
侑里:お父様帰ったよ。
頭を下げる。抱きしめた。
(ルイのため…ルイは私とって大事なのに。でも。)
侑里:ルイこの家から出ていって。
ルイ:お嬢様?
侑里:執事はいくらでも変わりがきく。蘭もハナもいる。
ルイ:父になにか言われたのですか。
侑里:いいえ。
ルイ:本当に嘘が下手ですね。
侑里:う、うそじゃないもん。
ルイ:ではご命令とならお嬢様のご希望でしたら旦那様に退職願を出します。
侑里:、、、、ルイ
