後輩くんはいつも私と一緒にいたい

「……それは、
 単に中学の時の玄野くんにとって、
 私が1番仲のいい相手だったからに
 過ぎないと思うよ」

「1番仲良かった、ねぇ……」

「そもそも私のことは、
 女子として見てないんじゃないかな?
 お姉ちゃんとか親戚とか、
 そんな感じじゃない?」



凪咲は少し考えるような顔をした後、
小さな肩を竦めた。



「……ま、ミコトがそう言うなら、
 そうなのかもね」

「そうでしょ。
 ほら、私たちも片付けの続きしよ?」



私も凪咲も
すっかり片付けの手が
止まってしまっていた。



玄野くんがホームルームを終えて
ここに来るとして、
もしまだ片付けが終わってなかったら、
彼のことだから本当に
自分も片付けを手伝うと言いかねない。



コサージュ配りも手伝ってもらった上に、
新入生に入学式の後片付けまで
させるわけにはいかなかった。