後輩くんはいつも私と一緒にいたい

「でも、その話がどうかした?」

「どうかした、じゃないよ!」



途端に苦情めいた口調で返された。
その口調のまま、凪咲は続けた。



「ていうか、その話はどうでもいいの!
 むしろ逆。
 話すなら
 もっとちゃんと話をしろってこと!」

「え?」

「あんたが普通に
 後輩、後輩って言うからさ、
 私、普通に女子の後輩って
 思っちゃってたよ!
 後輩の子って、男子だったの?」



へ……?



「あ、うん……そうだけど……」

「言っといて!
 それ、まあまあ重要な情報だから!
 しかも同じ高校進学してくるとか、
 それならなおさら言っといてだわ!
 いきなりだとびっくりするから!
 しかも無駄にイケメンだし!」



まくし立てるように言う凪咲に、
私はポカンとなって
玄野くんを見てしまった。



そんな私を玄野くんも見ていて、
一拍の後、
玄野くんはゲラゲラと笑い出したのだった。