「ほら、中入りな?
入学式行かないと」
「いや、俺まだ花もらってないし」
指摘されて、気がついた。
そうだった。
玄野くんには
まだコサージュを渡してなかった。
「ごめんごめん、忘れてた。
はい、これ。
胸につけてね」
私は残っていたコサージュの中から
1つを手に取り、
それを玄野くんに差し出した。
が、
玄野くんはこれを受け取ろうとしない。
手を出そうとする気配すらない。
「玄野くん? 式、始まっちゃうよ?」
「先輩がつけてよ」
「は……?」
「先輩がつけて」
え、私が?
入学式行かないと」
「いや、俺まだ花もらってないし」
指摘されて、気がついた。
そうだった。
玄野くんには
まだコサージュを渡してなかった。
「ごめんごめん、忘れてた。
はい、これ。
胸につけてね」
私は残っていたコサージュの中から
1つを手に取り、
それを玄野くんに差し出した。
が、
玄野くんはこれを受け取ろうとしない。
手を出そうとする気配すらない。
「玄野くん? 式、始まっちゃうよ?」
「先輩がつけてよ」
「は……?」
「先輩がつけて」
え、私が?
