後輩くんはいつも私と一緒にいたい

と、
止めとなくそんなことを
考えて始めてしまったものだから、
いつの間にかやってきていた新入生に、
うっかりコサージュを
手渡し損ねるところだった。



まずいまずい。



ひとまず玄野くん(仮)のことを考えるのは
後回しにしないと。



そうこうしているうちに
やってくる新入生の数は、
徐々に増えていった。



「ご入学おめでとうございます。
 これを胸につけてください」



一人一人に声をかけながら
コサージュを手渡していく。



が、
人数をこなしていくうちに、
やがてそれも流れ作業と化していく。



その間にもにもやってくる新入生の数は
どんどん増えていき、
気づけばそこには長い行列が。