後輩くんはいつも私と一緒にいたい

体育館には1時から入場可能だったが、
だからと言って早々に来る生徒など
数えるほどしかいない。



私は手持ち無沙汰に、
コサージュの入った紙袋を
ブラブラとさせながら、
先程会った、
玄野くんだろう彼のことを考えていた。



あれは本当に玄野くんだったのだろうか、
とか、
だったらなんで合格したことを
私に連絡してくれなかったんだろう、
とか、そんなこと。



連絡するのを忘れてたとか?



もしかして知らないうちに
私が嫌われてたとか?



いや、
だったら今日私に話しかけたりしないか。



それじゃ、
連絡しようにも
連絡先がわからなくなってしまったとか、
そういうこと?



うーん、
わからない……。