後輩くんはいつも私と一緒にいたい

それにしても、
こんなまだ小学生みたいな雰囲気の子を
呼び出して、
ケンカを仕掛けるような人がいるだなんて。



私は内心ムカムカと腹が立ってきたのだけれど、
それを抑え込んで、
もう1つ彼に訊いた。



「君は勉強したいの?」

「したくない。
 けど、高校ぐらいは行けるようにしとけって、
 親に言われたから」



手遅れだとは思うけど。



最後にほんの小さく付け加え、
彼は言った。



それまでは気だるげにしながらも
私の目を見ていたのに、
最後だけは伏し目がちにしていて、
もう自分から学業の成績を
諦めてしまっているように見えた。