そして同時に腕とネクタイを思い切り引っ張り、凛がバランスを崩した所を狙っておれはベッドから起き上がり、

代わりに倒れ込んできた凛にまたがりそのまま組み敷いた。


「流架…っお前、体調悪いんじゃ…!」

「あぁ、あれ?仮病」

「!?」


首筋に唇を寄せ、軽くそこに吸い付く。

ちゅっと音を立てて唇を離すと、そこには赤い痕がくっきりと残された。