「今日は神馬高校にきていただき・・・」
あぁ、やっと高校生だなぁと感じる。残念だけど私たちはそれぞれ別のクラスに配属された。心の中で、恋愛系ならここで同じクラスだろ、とツッコミながら入った教室は案外良かった。意外とあたりクラスかもしれない。相変わらず私はグレーの桜を見つめながら片耳をなぜかふさいで、もう片方で教卓に立つ先生の話を聞く。