一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。

「チョコっ………!辛かったねーうぅ……」

「先輩であろーが、許せねぇ……」

「ふ、2人ともぉ……っ、ありがとうぅ…っ」


私はうるっと涙ぐむ。


「それにしても、あの"王子様"が、ねぇ……」

優ちゃんが少し苦笑する。
私もははっ…と、乾いた笑いをあげる。


「千代華っ、部活であろうと辛い時は
俺に頼ってよ。」

「迷惑とか私に考えなくていいからね」





「うっ……、みんなやさしぃ〜っ……」




そうして2人に抱きつこうとした時、
後ろの方できゃあーっと黄色い声が聞こえた。


なんだろう?とうしろを向いた時。


「え……、あの人って………」


見たことがあるその男の人に半信半疑で
近づいた。



「小鳥遊………、さんです…よね?」




「ホントにいた。」
この学校にいたんだ。。

でも、イケメンだし噂で私の耳に絶対入ってくると思うんだけど……


あ、……私の周りの友達全員そういうのに興味無いんだった……

「話すことあるから、今来てくんない。」

うわぁ……、昨日の敬語も良かったけど、、
タメ口もいいなぁっ……

「うん、いこう!優ちゃん行ってくるね」




「うん、行ってらっしゃーい。」



「………」
そうして1人教室を後にした。


私に話ってなんだろう……。。

湊先輩に近づくなとかだったら、
私なんて答えよーかな。。



そんなことを思いながら廊下を歩いた。





☆☆☆