彼をその気にさせる方法~ヤツと私の甘恋戦争。そう簡単には勝敗つきません~

「ヤバいなこの部屋」
「凄い!!夜景が綺麗…」

連れて来られた部屋に私は蒼真を置いて部屋の中に早々と先に進む。

「本当に綺麗…」

眼下には夜景が広がり暗いはずの部屋が少し明るい。
背後に蒼真を感じて振り向くと少し乱れた髪をかきあげ私を強く抱き締める。

「何がなんだか分かんないんですけど」

「今それ言う?」

私を抱き上げてキングサイズのベッドに下ろされると上質の布団に身体が沈む。

「今日こそは我慢しないからな」
「我慢て…?」
「千波の初めて貰うから」
「え?この間!!」

パニくる私に意地悪な表情を浮かべると今までで一番甘いキスをした。


「い…痛ーーーい!!!!!!!」

「千波、力抜け」

「むっ…むむむむむ無理!!」

力なんてそう簡単に抜けるわけない。
涙が滲んで挫けそうになる私にひたすらキスを落とし蒼真もキツそうな顔をする。

「もう…ヤダ…」

蒼真はフッと笑って「悪いな」と言うとまたキスを落として一気に私の中に身体を埋めた。

「痛かった…気持ち良くなるとか意味分からない」

絶叫と涙で私の初めては蒼真に奪われ蒼真の腕の中ひたすら文句を言いまくる。

「はいはい。良い子は大人しく寝なさい」

頭を撫でて笑ってるのが分かる。

「この間は指だけで痛がったからな。まあ進歩したって事だよ」

「慰めにもならん!!」

私に絡みつく腕を口に持って行きガブッと噛んだ。

(やっと最後まで出来た…)

前回は痛がる私が可哀想になり蒼真は止めてくれたみたいで私はまだ処女のままだった。

「蒼真のその気になるスイッチが分かんない」

「俺は分からない千波が分からない」

課長が蒼真を騙したまでは分かってるけど教えてくれず悶々としながら腕に纏わり付いた。