「直人もきっと一緒の事想ってると思うよ」
「だったら嬉しいです」
直人にもいっぱい仲間がいるもんね。
あんなに素敵な仲間達が。
「親父交代〜」
息を切らして直人がこっちに来た。
お父さんは直人に言われた通り、ネットの向こう側へ入っていった。
「お疲れ様。凄いじゃん」
「腰いて〜。何話してたの?」
「気になる?」
「親父と亜優じゃん。そりゃ気になるっしょ」
気になるんだ。
いじわるしちゃえ。
「秘密〜」
「何それ」
「秘密は秘密なの」
「無理」
「無理じゃない〜」
「あっそ」
怒っちゃったかな…?

