荷物を片付けた後はママとのんびり過ごした。




「直人仕事が終わったら来るって。超焦ってたよ」

「そりゃそうよ。朝お腹がおかしかった事言わなかったんでしょ?」

「うん…。陣痛がきてたなんて思わなかったんだもん」

「亜優が産まれる時、パパだって落ち着きなくてね…」




少しずつ痛みが強くなってくるのをさすってもらいながら、あたしが産まれた時の話しを聞いた。




「でもこうやって一生懸命腰さすってくれてね、ずっと側にいてくれたのよ。産まれた時なんてあたしより泣いてんだから」

「なんか想像つくかも…」

「もしかしたら直人くんもパパに似てたりしてね」

「どうだろうね」




ずっとこうしていろんな話をしてくれてすごくリラックスができた。





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