散りゆく姫



その日の夜。


2人の妹達が眠り、

大人達がお酒を飲み騒いでいる中
私は1人でひっそりと部屋を抜け出し外に出た。


「兄上ぇ…

父上ぇ…

ウッグ!ヒック!

どうして、

兄上も父上も優しくて大好きだったのに…!


私の前から居なくならないでよっ!」


いくら叫んでも私の声は白い雪の中に消えていく。


そして、

そのまま泣き崩れてしまった。